床材コラム01

ニューヨーク

年間5,000万人が訪れるニューヨーク。

摩天楼という言葉が最も似合うニューヨーク。そのニューヨークの建築を特徴づける超高層ビルの建設ラッシュは、1910年初頭から1930年の初めの頃でした。エンパイヤ・ステート・ビルディングは、大恐慌の最中の1931年、わずか14ヶ月で建設されました。超高層ビル群の建設を可能にしたのは、氷河で磨かれた固い岩盤とエレベーターの発明だといわれています。今では年間5,000万人の観光客が訪れるビッグシティ。その人気スポットの一つが、世界最大級のメトロポリタン美術館です。

街角

その多くの人たちが、メトロポリタン美術館に足を運びます。

メトロポリタン美術館の開館は1870年、ジョン・ジョンストンの構想が発端です。驚いたことに世界最大級のこの美術館が、国立でもなければ州立でも市立でもなく、純然たる私立だということです。また、入館料が「希望額」と表示されていることも有名。つまり、財布に余裕のない学生等には、少々不足でも見て見ぬふりをし、逆に裕福な人々には、余分に払ってくれていいですよというわけです。2010年、年間来場者数が500万人を超えました。

メトロポリタン美術館

絵画・彫刻・装飾品等、300万点の美術品を所蔵。

ゴッホの「糸杉」に目を奪われ、モネの「サンタドレス」の前で立ち止まり、スーラ、フェルメール、ヴェロッキオ、尾形光琳と向き合っていると、とても一日ではメトロポリタン美術館を巡ることはできません。時代を越え、地域を越え、あらゆる方面から収集された絵画、彫刻、写真、工芸品等、美術品のコレクションは実に300万点、世界最大級と賞賛される所以です。この建物の床に建築家のこだわりが伝わってきます。

こだわりの床

建築家がこだわったのは、節のない柾目のホワイトオーク。

ご覧の写真の床が、建築家のこだわりの床です。まさに、世界的な美術品を鑑賞するにふさわしい床です。ホワイトオーク材を使っています。その多くが柾目で節のない高級素材は通気性のあるオイルでマットに仕上げられています。数種類の巾の製品をランダムに貼り合わせてある部分もあり、美しく、高級感があって、訪れる人々に心地よい空間を提供しています。日々の行き届いたメンテナンスも、床材の美しさと性能をいつまでも長続きさせています。